和歌山市内で所用があったことから立谷さんが訪ねてくれました。立谷さんからは、熊野白浜リゾート空港のチャーター便の取り組み方と、先に田辺市内で開催した国際女性デーの結果報告をいただきました。丁度、その時、友人と「県政について知らない人や関心のない人が多いと思います。もっとSNSを活用して県政を広報する」こと話をしていたので、立谷さんの検討依頼について「このテーマを取り上げることで県政への関心につながるかも」と思い、広報のあり方について話を交わしました。
一般的になりますが、県政への関心が低いのは「県政番組を観たことがない」「身近に感じていない」「県民の皆さんに届くような広報が少ない」などが原因だと思います。
今の時代において、予算をかけずに広報するためにはSNSの活用となりますから、日常の話し合いや協議している様子を発信することで「県政への関心を高めることができるのでは」となりました。
例えば台湾と熊野白浜リゾート空港との間でチャーター便の協議をしている過程を発信することで「途中経過が分かるので、もしチャーター便運航の結果が得られた場合はそこに至る経緯が分かるので県政の果たす役割を理解してもらえる」ことになります。逆に結果が出なかった場合でも、「表面に出ることが少ない交渉過程を知ることができるので、表面化する前にどれだけの時間をかけて、どれだけの人が動いているのかが分かるので無駄ではない」という話になりました。
政策を議論している中で、全てが政策として具体化できるものではありません。議論の途中で消えていくものもあれば、議論を継続させることで5年先なのか10年先なのか分かりませんが実現する政策もあります。これらの途中経過は全く分からないので、意思決定の途中で県政がどれだけの役割を果たしているのか知らせることは意味があると思います。
加えて、今の時代は動画で発信することがより大切ですが、県政の場合、テレビやラジオなどの公共放送で報道されることはまずありませんから、SNSの活用は必須だということです。
但し、動画撮影や編集は誰が行うのか、或いは会議の席に撮影者が入っても問題はないのかなどの課題は残りますが、やる前から「無理だ」と却下するようでは何の変化も起こりません。人的、予算的にできるかどうか分からないけれど、少なくとも政策論議の広報のために検討する価値はあると思います。
立谷さんが持ち込んでくれた「熊野白浜リゾート空港のチャーター便の取り組み」と「国際女性デーの取り組み」は題材としては「ありかな」と話し合いました。できないとすれば撮影と編集の問題なので、この課題は持ち越すことにしましたが、何とか実現させることを協議しました。
慌しく動いている立谷さんはこれらの議論を交わした直後に「次の用事に行ってきます」と事務所を後にしましたが、私たちは「今日、飛び込んできてくれたこともご縁ですね」と話しました。
近々の予定を確認したところ「和歌山県を本拠地にしているプロバスケットチームが昇格した」ことに関する予定がありました。プロスポーツチームが活躍することで地域は盛り上がります。
「和歌山県にあるバスケットのプロチームが活躍していること、それを私たちが応援していることを取り上げることも県政の広報になるのでは」との話になりました。活動していると題材には困らないので、今後の活動スケジュールを確認しながら取り上げるネタを検討することにしました。
和歌山市に来ていただき会議を持てたことに感謝しています。