活動報告・レポート
2025年12月10日(水)
リュウゼツラン
リュウゼツラン
リュウゼツラン

和歌山市内の鳴滝川沿いにあるリュウゼツランの蕾が膨らんでいるように見えます。先週、このリュウゼツランを確認した時は、葉っぱの中心部がピンク色に変色しているので開花が近いと思っていたのですが、本日、現場確認を行ったところ、枝の先端に白い蕾のような形が見えていました。逆光だったため現状把握が正確ではないのですが、恐らく蕾だと思うので、来週辺り開花するのではないかと思います。リュウゼツランの花は100年に一度咲くとも言われているので、花を見られる滅多にない機会です。

この河川の堤防は地元の人の散歩コースですが、色々な種類の木々が群生しているのでリュウゼツランの存在に氣づいていないように思います。確かに漠然と眺めているだけでは発見できないと思いますが、よく見るとここでは異色の光景に映ります。

リュウゼツラン

マスコミからも連絡をいただいたので「開花は来週辺りだと思います。しかしリュウゼツランの開花は見たことがないので、蕾から開花までの期間が分かりません」と答えました。

記者の方も「誰かの家の庭で育てられているものですか」と質問があり「河川の法面にあります」と答えると「リュウゼツランがあること自体珍しいことですが、河川にあることは更に珍しいですね。また開花するとなれば更に珍しい出来事です」と答えてくれました。

来週も現場確認に行く予定ですが、マスコミの皆さんと話ができたことで認知度が高まりました。和歌山市内で100年に一度と言われる開花の瞬間を待ちたいと思います。

一般質問

本日の県議会一般質問で先輩議員と知事との間で「和歌山IR」に関する質疑が交わされました。先輩議員は「IRは県内に新たな人の流れと投資を創出する起爆剤となります。観光資源のポテンシャルが高い本県にとって、この機会を逃すことは将来世代に対して大きな選択肢を失うことになりかねないと危惧しています」としたうえで、「IRに関する基本的認識と今後の姿勢について、県民に向けて明確にお示しいただきたい」と質問がありました。

それに対して知事は「経済効果が期待できるものの、前回はIR区域整備計画を議会が否決したこと。交通渋滞が発生すること。カジノ依存症の懸念があること。そして地域の事業者への影響があることなどの課題があることから慎重に検討したい」と答弁し、態度を明確にしませんでした。

課題となっている交通渋滞とカジノ依存症への対応は前回の計画案で対応が可能となっており、地域の事業者への影響は極力ないように出来ると考えています。ここで言う地域の事業者への影響とは、IRで働く人の賃金が高いので、人がここに集まり地元の事業者にとって人材確保のための賃上げの必要性が生じ、現在の人手不足の状況下、さらに雇用機会が減少することの懸念のことです。これも解決が可能な課題であるというよりも当然のこと、問題にならない対応は可能ですから、課題とも懸念ともいえないと考えます。

むしろ将来の経済効果と雇用増大のために誘致すべきだと考えるべきですが、その答弁は得られませんでした。和歌山県の将来を考えたとき、やることが現世代の責任であり、やらないという選択肢はありません。それ以前に国の審査に通るかどうかの関門があるので、国に申請したとしても和歌山県での事業許可が下りるかどうか分かりません。そのためここで躊躇しているよりも、やる意思を示し採択されるための取り組みをすべき時期だと思うのですが、今春から議論はあまり前進していません。これではやりたいと考えている他の都市に劣後してしまいます。このままでは、前回、IR区域整備計画まで策定してノウハウと県民の皆さんへの理解醸成に努めた和歌山県のアドバンテージが消えてしまいます。

年内に議論を前進させたいと思っているので、継続して推進活動に取り組みたいと考えています。